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上が紺色のヤッケで下が水色のジャージのズボン姿のその男が血が滴る顔を両手で覆いながら

「うぉおおおお!覚えてろよぉ~~!」

と悔し紛れに大声で叫びながらその場を走り去って行くとむじんくんの出口の前で楓と弓枝はポツンと二人きになってしまった。

「手ごわい奴だったね!」「でも弓枝ちゃん凄いよぉ!あいつに勝ったじゃん!」「だけど、あいつさぁ、笑えるよねオタッキーだよね!あはははっ!」「うん、オタッキーだね!」「じゃあ、さっそく後の奴らも、この要領で片付けようよ!」「ええっ!これからまだ誰かと会う約束しているの!?あっ、それと、もうここの場所やばくない?だってさっきの男が警察とか呼ばないかなぁ~?」

楓がそう言った瞬間、弓枝の顔が一瞬蒼ざめ、その後、頬がヒクヒクと引き攣った。

「そうそうだから、すぐマルイの裏口に又行くよ!そこにソロソロ何人かくるはずだから」そう言うと、さっさと弓枝は楓の前を追い抜いて先を歩いて行ったのだ。「あっ、待ってぇ弓枝ちゃん!」そう言いながら慌てて楓は弓枝の後を追いかけて行った。

二人がマルイの裏口に着くと既に別の見知らぬ男が立っていた。男の服装は薄いグレーのスーツの上下で真面目そうでサラリーマン風だ。

「はじめまして!」男がとても丁寧に挨拶をして来た。「はじめまして!」その後すぐに楓と弓枝の二人が同時に返事をした。

すると、何と、その男はさっきの男とは全然違う反応を示したのだ。お互いの挨拶が終わるとすぐにカバンの中から財布を取り出し、その中から一万円を弓枝の目の前に差し出して来たのだ。

しかも、それはその現象は、それだけで終わらなかった、その後2人の男性が30分おきくらいにマルイの裏口に来たのだが、どの男性も弓枝に会うなり“お金に困っているから援助して欲しい”と頼まれるままにままに、すぐ一万円とか2万円を黙ってその場で弓枝に差し出したのだった。

「やったね、弓枝ちゃん、凄い!」「まぁねぇ!弓枝ちゃん、顔がいいからぁ!」

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